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もうすぐ桜のつぼみもふくらむ季節。 今年も職場恒例、名古屋城でのお花見が予定されている。 この写真に関わるお話もそろそろお披露目しておかないと、まるで季節感がずれてしまう。 実はここ2年ほど、とある研究会で中部地域の競争力を高めるプロジェクトを検討してきた。会議は踊る、とまで大げさな話ではないが、著名な講師の方々のお話も聞きながら、あーでもないこーでもないと議論を重ねてようやくなんとなく方向性が定まってきた。 行き着いたのは、やっぱり中部の中心都市、名古屋の魅力(吸引力)を高めるんだよなあということ。 当地域は2005年の万博・空港という国家プロジェクトのおかげで、道路を始めとして急速にインフラ整備が進み、トヨタを始めとする製造業のがんばりで人もうらやむ好景気を先導してきた。 でも、名古屋の都市としての魅力は高まったかと言えば、そんな急にはモノゴトが進まないのが現実。 例えば、「緑」「水辺環境」。日本の他の大都市は全て川を中心に広がっているのに、名古屋にはでかい川が流れていない。それに、熱田神宮ぐらいしかまとまった緑が無く、名古屋砂漠とまで言われて夏の暑さをいっそう耐え難いものにしている。 道路や鉄道、空港、港湾ももちろん大事なインフラだけど、「緑」「水辺環境」も立派なインフラ。というより、もっと都市形成の中心軸に置いてもいいようなもの。これを「グリーンインフラ」と言うことにしよう。 ここで、名古屋をご存じの方なら、堀川のことが思い起こされるかもしれない。名古屋城築城の時に掘られた、まさに「堀」川で、現在は鍋屋上野浄水場で発生する作業用水(毎秒0.04トン)の放流も始まり、ドブ川化していた堀川がこれで少しはきれいになるかも、と期待が寄せられている。 そこで、建築・土木の専門家が集まる我が研究会では、この堀川の浄化にこれまで誰も聞いたことのないユニークな提案をしようと画策している。 それは、堀川の干満差を利用した「人工干潟」を作り、干潟の持つ自浄作用により、魚の住めるきれいな堀川を生まれ変わらせようというもの。万博でもバイオラングとかいって、でかい緑の壁があったと思うが、まさにこれは堀川に心肺機能を備えさせるという構想だ。 生物化学的酸素要求量(BOD)を魚の住めるレベルにまでしようとすると、それなりの面積の干潟が必要となる。町なかに干潟?と聞くと、だれでもびっくりするが、名古屋城付近の堀川でも干満差2メートルはある。探せば候補地はあるもの。ナイショナイショ。。 とんでもない!かもしれないけど、面白そうでしょ? だけど、現在でもお城付近までやってくるボラの大群を求めてカワウが落とすフン公害に悩まされ始めているので、干潟ができたらどうなっちゃうのかちょっと心配ではある。 まあ、そこはそれ、やってみてのお楽しみ!?というのは無責任かな。。 (つづく) ↑分かりにくいけど、名城公園横の堀川にある干満の痕跡
by kokusa5884
| 2006-03-19 12:52
| 街並み・景観
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Comments(2)
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