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10年前の真夏、連れ合いと熊野古道馬越峠(325m)、その先の天狗倉山(522m)にやっとの思いで登り、そこから見下ろす尾鷲の絶景があまりに素晴らしかったので、今回再挑戦してきた。 きのこの方はほとんど期待していなかったのだが、石畳の道の脇にカラムラサキハツが見つかり、松の切株には立派なマツオウジが出ていたりして、気分良く天狗倉山頂上の巨岩を目指した。 息を切らしながら最後の急登に差し掛かったところで、目の前の岩の隙間から茶色のマッチ棒のような数センチのきのこが現れた。これは、と思ってきのこの柄の下の方を指で掘り始めたが、柄の先端にはなかなか届かず、枯れ枝の先で掘り進むと、やっとお目当てのものが出てきた。 実は、オオセミタケを自力で見つけて掘り出したのはこれが初めて。そもそも、こんな小さなきのこを見つけるために春の山に分け入るなどということはあるはずもなく、今回のような偶然が巡ってこなければ出会えなかったであろう。 冬虫夏草としてはこれでも大型の部類なので、逆に言えば、真剣に探さなくても、こうやって偶然にでも目に入ってくる、ということでもある。他の冬虫夏草は、それを見つけるために目を凝らして数メートルを何分もかけて舐めるように見て進む必要があり、次々と場所を移動したくなるせっかちな性格にはとても向かない。 きのこ採り目的であれば、常にナイフやハサミなどの小道具を持っているのだが、指と小枝では掘り出すにも限界があり、細かな部分は途切れてしまったものの、なんとか幼虫とつながった姿は壊さずに取り出せた。 頂上では、オオセミタケを巨岩に置いて写真を撮り、道の駅海山で調達したサンマ寿司、サンマドッグ、おにぎりで昼食。お腹も心もしっかりと満たされた。
by kokusa5884
| 2018-04-28 23:15
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