カテゴリ
以前の記事
2023年 05月 2022年 05月 2021年 08月 2020年 04月 2019年 11月 2019年 08月 2019年 07月 2019年 05月 2019年 03月 2018年 11月 more... フォロー中のブログ
外部リンク
最新のコメント
最新のトラックバック
ライフログ
タグ
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
このブログでは、毎年毎年飽きもせず、コウタケのことを記事にしている。きのこのトップシーズン、何の出方が一番気になるかといえば、このコウタケだからだ。 発生に周期があるというより、夏の終わりごろからの天候と降雨量が大きく発生量に影響する。今年は台風も多く来襲し、秋雨前線を刺激したことで降雨日数・降雨量とも多かったので発生の条件がそろっていた。先週末のねぎちゃんの報告では、「笑いが止まらない」ほどの量だったようで、それがどれくらいのことなのか、ずっと気になっていた。 またしても強い台風がやってくるというので、週末のきのこキャンプは中止になったものの、雨が降っていてもきのこ採りがしたいという猛者だけが集まり、合羽を着て完全装備で山に入った。 先週から発生が始まっていたこともあって、大きく開いたコウタケがそこらじゅうで列をなしていて、形の良いものだけを選んでもすぐにカゴが一杯になり、奥の尾根に行くのに重くなりすぎるため、やむなくスルーしなければならないほどだった。 奥の尾根に行っても、多くの入山者がマツタケだけを狙って歩き回った痕跡が至る所にあり、そこでもコウタケは残されたままだった。採って帰らなければ罰が当たりそうなものだけをカゴに押し込んで、雨が本降りになる前に帰路につくことにした。 セーブして採ったつもりだったが、それでもカゴはコウタケとクロカワ、味見用に採ったニンギョウタケの幼菌、無視しては可哀そうなトキイロラッパタケ、クロラッパタケなどでぎっしり。僕はマツタケは幼菌1本のみ。この場所のホンシメジはまだ発生していなかった。 台風で家から出られなくなる時間、採ってきたきのこを眺めたり乾燥機で乾かしたりして過ごそうと思う。 #
by kokusa5884
| 2018-09-30 10:39
| きのこ
|
Comments(4)
オオツガタケは、自分にとって最上位の獲物のひとつ。ホンシメジやマツタケ、コウタケは発生環境がよく似ていることもあり、どうしても毎年同じ時期に同じ場所に通いがちになる。 オオツガタケは、高原地帯のツガ林に発生するため、ホンシメジやマツタケ、コウタケの場所に行きたくてソワソワする気持ちを抑えて、別の方向を目指さなければならない。そういうこともあって、長らく縁遠いきのこであった。 実は一人だけでオオツガタケを探しに行ったのは今日が初めてで、採れなくても自分が納得できればいいという気楽さが良かったのかもしれない。 最初に見つけたのは、アイシメジに覆いかぶさるように生えていた幼菌。そのすぐ横に、出たばかりの幼菌3本。林の奥に向かう遊歩道沿いや、そこから少し入ったあたりでも次々に形の良い幼菌が見つかった。 均整の取れた立ち姿、真っ白な柄、傘の縁に白い外皮膜が縁取りのように残るのも愛らしい。上品な香りと旨味、しっかりとした歯ごたえで、すっかり世間擦れしてしまったかのようなマツタケよりもこちらの方を選びたくなる。 #
by kokusa5884
| 2018-09-24 23:29
| きのこ
|
Comments(4)
高温と乾燥が続き、どこに行ってもきのこの姿をほとんど見られない日々が続いていたが、ようやくまとまった雨も降り、きのこの便りが聞こえてきた。 8月5日に母が亡くなり、通夜、告別式を終えてからは様々な手続きに思った以上に時間がかかった。悲しむ暇もなかったが、昨日の納骨の際、お坊さんに言われるまま、骨箱からお骨を墓の中へ流し込むと、何とも言えない感情が静かに沸き上がってきた。 ひとつ区切りが付いたこともあって、今日は朝から近場の森にきのこ散策に出かけた。低山はまだ相変わらずきのこが少なかったので、もう少し車を走らせて標高800mくらいのところまで来ると、斜面にきのこの姿がちらほら見えてきた。 山の中はイグチの仲間が花盛り状態で、ムラサキヤマドリタケ、アカヤマドリ、ヤマドリタケモドキのいわゆる「ヤマドリ3兄弟」でカゴが一杯になった。ベニイグチやベニウスタケなど派手な色のきのこもたくさん出ていて、久しぶりにどの視角の中にも必ずきのこがあるという幸せな状況が味わえた。 写真のウスムラサキホウキタケは、実は自分で採ったのは初めて。列をなして発生しているという話は聞いたことがあるが、今回のものは中くらいの個体と小さな個体が2個。それでも満足である。 家で試食してみたが、加熱するとマツタケのような香りが立ち上ってまず驚き、味もコクがあって、ホウキタケとは全く違うものであった。ウスムラサキホウキタケがここまで美味しいしいという評判は聞いたことがないので、ひょっとしたら近似種なのかもしれない。ホウキタケの仲間には有毒のものも多いので、もう少し食べたかったが試食レベルにとどめておいた。 今晩ひと晩、様子を見て、明日の朝にはもう一口食べてみよう。 #
by kokusa5884
| 2018-09-02 22:02
| きのこ
|
Comments(2)
梅雨明けした途端に猛暑と乾燥が続き、低山ではきのこを探す気にならなかったので、今日は標高約1200m、愛知県と長野県の県境辺りに狙いを定めた。 とはいえ、どうせ大したものは無いだろうと、カメラと三脚を家に置いて出かけた。そうやって、なめてかかった時に限ってこういうものに出会ってしまうものだ。 ぱっと見、傘の下が膨らんだ黒っぽいイグチだろうと思って近づいて、驚いた。膨らんで見えたのは、針状のもので、コウタケの傘の裏の針に似ている。傘裏がこんな見事な針になっているきのこの種類は限られているが、そのどれにも当てはまらない。 どこかで見たような気がすると思って、家に帰ってから一通り探してみたが、結局そんなおぼろげな記憶では種の特定に至らなかった。もうしばらく探してみるつもりではあるが、今日のところは宿題にしておく。 もうひとつ、この場所でしか見たことがないシワチャヤマイグチも、幼菌と成菌が揃って出ていた。皺がキュートなきのこだけに、これもカメラと三脚があればと悔やまれた。とりあえず今回は暑さのせいにしておこう。 #
by kokusa5884
| 2018-07-22 22:25
| きのこ
|
Comments(8)
光るきのこの代表格、ヤコウタケは、有難いことに岩出菌学研究所さんが数年前から栽培キットの販売を始め、目の前で光る様子が観察できるようになった。 気軽にヤコウタケの成長を楽めるようにはなったが、やはりいつかはフィールドで見てみたいという思いが高じ、金曜日に休暇を取って八丈島まで行ってきた。 事前に情報収集してはいたものの、自力で見つけられるかどうか分からなかったので、まずは八丈植物公園内の八丈ビジターセンターに展示してあるヤコウタケをチェックした。 光るきのこだけでなく、八丈島でしか見られない植物寄生菌である「ヤブニッケイもち病菌」の発生場所の方角をビジターセンターの方にお聞きして歩き始めると、わざわざ追いかけてきてくれて発生場所まで案内してくださったのだが、残念ながら、すでに老菌となって樹上に黒っぽい痕跡を残すのみであった。 ただ、その近くで、朽ちかけたビロウヤシの落ち葉をひっくり返すと、光るきのこの1種であるエナシラッシタケが点々と付着しているのが観察できた。「柄の無い」傘の部分は数ミリしかないが、特徴である網目状の管孔が老眼の目でもはっきり分かった。 初めて来た者でもヤコウタケが見つけられそうな場所としては、和泉親水公園近くにあるホタル水路だろう、とのことだったので、明るいうちに下見に行った。ここでも、散歩中の女性から、ヤコウタケの発生場所は道沿いに植えられているロベ(フェニックス・ロベレニー)の辺りということを教えていただき、ロベ林の1本から、見頃のヤコウタケを見つけることができた。 地元の料理屋さんで夕食をとってから、19時半過ぎにホタル水路を再訪すると、見つけておいたヤコウタケは驚くほど強い光を放ち、すぐ近くの地面から1株、少し離れた場所にもう1株出ていた。真っ暗な水路沿いにはホタルがふわふわと明滅し、幻想的な雰囲気をたっぷり味わえた。 本当は、滞在2日目の今日は三原山のポットホールや滝、温泉を巡るガイドツアーをお願いしてあったのだが、梅雨前線による悪天候で飛行機が欠航して帰れなくなるリスクを考慮して、光るきのこを見ただけで翌朝一番の便で帰ってきてしまった。 八丈島の絶景ポイントを味わい尽くせなかったのは少々心残りではあるが、羽田から40分ほどで、こんな豊かな自然に触れられるというのは新鮮な驚きであった。 #
by kokusa5884
| 2018-06-23 20:52
| きのこ
|
Comments(2)
|
ファン申請 |
||