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日差しが明るくなってきて、そろそろ頭がきのこモードに変わり始める季節。 そんな時期にINAXギャラリー名古屋で6日金曜日から「考えるキノコ~摩訶不思議ワールド」が始まった(5月21日まで)。既に大阪で開催され、名古屋の後は東京でも開催が予定されている。 展示はもっとアートな感じかと思ったら、きのこをそのまま樹脂で固めた「樹脂包埋標本」や-40度で凍結させてから真空乾燥させた「凍結乾燥標本」などがずらりと並ぶなど、結構まじめな理科のお勉強風になっていて、かえって驚いてしまった。 凍結乾燥標本は色や形がかなりナマの状態に近く、種類によっては昨日採ってきて並べました、というくらいリアルに見える。 ただ、それは本物を知っているからそう思えるのであって、普通の人にはどれもこれも同じように茶色くしわがれたモノにしか見えないかもしれない。本物はもっと鮮烈で美しいのに。植物や動物と違って、きのこがいかに展示に向かないかがよく分かる。 そんな中、光っていたのは江戸時代のきのこ本である「本草図譜」。精緻な絵が載った海外の古い図鑑も展示してあったが、本物を超えてアートしていたのは日本の古い図鑑、というのが面白い。 写真まん中のきのこは「とらふいぐち(虎斑猪口)」と表記されており、こんなポップなきのこがあったら楽しい。どうも原本を他人が写本、彩色して広まったために、結果としてこういう姿になってしまったようだ。 この「とらふいぐち」は現在は「ムラサキヤマドリタケ」と呼ばれている。傘が黄色タイプのものは確かにまだらになっており、こんな風に見えなくもない。 残念ながら僕が以前掲載したものは傘が標準的な紫色だったが、名前はむしろ「とらふいぐち」の方がしゃれている。 きのこの少ない時期に夜な夜な眺める図鑑としては、こんな珍奇なきのこに出会ってみたい!という気にさせてくれる、こういう図鑑の方がいいかもしれない。
by kokusa5884
| 2009-03-07 17:32
| きのこ
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Comments(2)
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at384 at 2009-03-16 23:30
もせてさん、こんばんは。at384です。
いい情報をありあとうございます。 楽しそうな展示で、東京への巡回が楽しみです。
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by
kokusa5884 at 2009-03-17 22:53
>at384さん
東京は6月からなので、ちょっと先だけど楽しみですね。このキノコ展のINAX BOOKLETもゲットしましたよ。
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