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9月に入ると、どうしてもマイタケが出ているかどうかが気になり始める。舞い踊るような感動を味わいたくて、ミズナラの根回りをチェックして歩く。 巨木は沢沿いにあることが多く、林道から沢に降りて対岸に渡り、立派なミズナラをめがけ、背の高さほどある笹をかき分けて進む。やっとの思いでお目当ての巨木に辿り着くと、根元には一面、毒々しい赤色の炎がめらめら燃えているように見えた。 この巨木もカシナガにやられて木くずが積もっている。そこにカエンタケが大発生したのだ。これまでもカエンタケは何度も見てきたが、せいぜい2~3株が根際に生えている程度。しかし、今回は相手が巨木だったせいか、根回り数メートルの範囲でぐるりと1周、うじゃうじゃと、いう形容が適切なほど発生していた。 3脚を立てて写真を撮る際にも、脚にカエンタケが触れないように注意しなければならかったし、自分の足も置き場に困るほどだった。 何しろ、食べれば死に至り、触っても皮膚が炎症を起こすという凶悪なきのこなので、細心の注意が必要だ。帰りに沢を渡ったときも、念のために3脚の先端と手を洗った。 それにしても、それにしても、カシノナガキクイムシが憎い。
by kokusa5884
| 2012-09-09 20:39
| きのこ
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Comments(10)
そんなに増えてるんですか、桑原桑原
カエンタケ以外の収穫はどうだったんでしょうか?
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kokusa5884 at 2012-09-09 21:46
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mido@横浜
at 2012-09-10 08:33
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kokusa5884 at 2012-09-10 12:46
昔、奥さんの実家のカシの切株から一斉に出てたことがあります。
この色は如何にもって感じで近寄れないですね。
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kokusa5884 at 2012-09-10 23:13
>モモクリさん
書くのを忘れてしまいましたが、周りには何ともいえない酸っぱいような刺激臭が立ちこめていました。こういう群生は御免こうむりたいものです。
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gorosuke
at 2012-09-11 22:45
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もせて様
最近地元テレビ局から私のところにカエンタケの取材協力依頼が来ます。私の縄張りにはあまり出ないきのこなので断っていますが良かったらもせてさんやりませんか?今度話があったら紹介しますよ。撮影スタッフを現場まで連れていって撮影させ、きのこについて説明するだけです。ほとんどボランティアですけれど。
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kokusa5884 at 2012-09-12 08:17
>gorosukeさん
gorosukeさんも良いフィールドに行っているということですね。 ただ、先週末でほぼピークを迎えていましたので、真っ赤でいかにも毒々しい状態のものをお見せしようとすると、今度の3連休がギリギリかもしれません。また、もし行くとすると、17日くらいしか空いていませんが、それでもよろしければ。
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gorosuke
at 2012-09-12 22:49
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もせて様
昨年協力依頼が来たのは10月末でした。「こんな時期にカエンタケなんかあるもんか」と思って断りましたがテレビのディレクタ-はそんなことを何も知らないようです。撮影はすべて局側のスケジュ-ルに合わせなければいけないのでちょっと今回は無理なようです。ただ番組的にはカエンタケの残骸でも撮影できれば成立するみたいなのでまたお願いするかもしれません。
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kokusa5884 at 2012-09-13 21:59
>gorosukeさん
取材というのはそんなもんですね。でも、残骸じゃあ絵にならないし、そこに行くまでの時間が無駄になるかも。それでも良いということでしたら。
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